成体はどれくらいの周期で、脱皮するかは分かりません。
飼い主でありながら、10匹以上いるヤマトヌマエビの区別が付かないからです。
脱皮直後は透き通った個体がいますから、それが脱皮したと分かります。
2日も経てば脱皮した子も色づき、1週間後には他の物と区別が付きません。
ただ、一斉に脱皮をする時期があります。
1.大幅な換水の後には多量の殻が転がっています
2.温度が急上昇したときに殻がある
それ以外は、たま~に殻が底面に転がっています。
殻を見ても「お掃除屋のヤマトヌマエビのことだからほって置いてもいいか~」と、思いつつ放置しています。
予想通り、数日後には殻も消えています。
関西は昨日に梅雨があけました。
「そろそろ、夏か~」と思ってふと、水槽を見ると水温が29℃に・・・。
エビは元気である。
あわてて氷を持って水槽へ走りました。
水温が25℃になったのを確認して、扇風機をつけました。
エビに赤い発疹もない。
(温度の影響が出ると、ヌマエビは赤の点々が出ます)
安定している水槽だと彼らは結構、強いですね。
買った直後の彼らがどれだけ弱っていることか。
家のエビたちを見ていると、思い知らされます。
とうとう、水温との戦いの日々が始まってしまいました。
エビ主にとっては、夏って地獄ですよね。
冷房を切らすと、死んでいたりする季節の始まりです。
冬はヒーターさえあれば、勝手に温度調整をされる。
だから、冬は管理が簡単。
だけど、夏はそうは行かない。
扇風機で下がる温度なんて、良くて2℃。
クーラーも直に当たる位じゃないと、温度は変わらない。
夏の温度管理は以外に難しい。
温度管理が面倒なので、私は60cm以下の水槽は使いません。
小型水槽は温度のアップダウンが激しく、一定温度を保つには一日中クーラーを入れる以外に方法がないからです。
水温の影響を考え、夜にライトを付けるって人も居るようですけど、それは限定条件付きって、どれだけの人が知っているのだろうか?
その条件とは「夜にクーラーを付けっぱなし」である。
設定温度はもちろん、25℃がベスト。
27℃にする場合は、朝から温度の調節が必要になることもある。
(一日中 クーラーを掛けているって人は、温度調整は関係ないですけど・・・)
あと1℃で致死温度だから、27℃キープは心臓に悪いです。
何かあって温度が上がる事なんて、良くありますから。
保険をとって25℃か、26℃が望ましいと思っています。
夜って言っても、関西は25℃を越える日もある。
エビの限界温度は、28℃です。
寝ている間にライトを付けなくても、4,5℃は上がる。
ライトなんて付けたら、30℃なんて簡単に越えます。
夜にライトを点ける場合は、気を付けた方がいいですね。
新顔はもう買えない?
気温が25℃を超える頃から、新顔のエビを買うことを控えています。
理由は移送途中に液温が上がり、エビが☆になってしまいやすいからです。
それでなくても水替えのストレスで、魚に比べたら☆になり易いエビちゃん達。
これに温度のストレスも入ると、更にお空に帰ってしまう子が増えてしまいます。
でも、ペットショップではこの時期にエビのセールがされていたりします。
始めてエビを買おうとしていると、思しき人が買っているのを見かけます。
これを見ていると、「移送中に死んじゃうのを見越して、売っているのか?」って思えたりもします。
その子たちが上手く、転居先で生きていけることを願いながら見ています。
数年前に同じように僕も夏にエビを買って、何匹かを天に見送ったんですよね。
なんか、人ごとに見えません。
一度、定着すると本当に丈夫です。
しかし、環境の変化にはすっごく弱いです。
まず、最適pH 弱酸性~中性。
一度、ヘマをして弱アルカリ(7.5)にしてしまっても生きていました。
ゆっくりとした変化なら、数日は最適pHを越えても生きていられるようです。
同じように若干 強酸性よりの?(4.8)でも生きていました。
これは1ヶ月近く、続いてしまったのですが皆さん、元気で活発にしていました。
エビを飼うまでは、彼らにはそんなに知能は無いと思っていた。
飼ってしばらく、そう思っていた。
金魚や、グッピーはそれなりに知能があると思うが、エビの知能は期待していなかった。
食卓から見える位置に、水槽を置いているせいか、彼らとの対面時間は食事の時間と同じか、それ以上である。
水槽の中の住民は私たち、人間の生活のリズムをそれなりに把握しているような気がする。
少なくとも、グッピーはそれなりに視力が良い。
もしくは、聴覚が良い?
水に音が響かない説は、本当なんでしょうかね?
隣の部屋から水槽のある部屋に入った時点で、こちらに正面に向いて泳いでいる。
食事の時に魚が正面に向いて並んで、こちらを見ている光景は、なんかイヤ~な感じがする。
それも一直線に並んで、泳いでます。
餌を与えて機嫌を取ってみる。
しかし、彼らは人間の観察を止めません。
どもう、目的は餌ではないらしい。
普段、君らをジ~~~と見ている、私たちに何かを言いたいのかと思ってしまう。
最近、気が付いたのだけど、エビも同じように上に浮かんで来るんです。
それもカージナルテトラを、踏み石のように飛びもって、水面の上に陣取っている。
「蹴られて痛くないの?」とテトラを見ているが、いつ見てもテトラは蹴られている。
我が屋のエビちゃん’Sは、エビ界の常識(?)である、エビ=シャイは成り立たない。
捕食動物の端くれである、人間にも堂々としている。
小魚を蹴るくらい、朝飯前なんでしょうね。
私の腕もよく蹴られるので、たまには「人間様の恐ろしさを教えてやる」と言って、尻尾を掴んでやったりするが・・・。
私の一撃には殺気がないんでしょうね。
掴んだときは嫌がっているが、放したら懲りずに登ってくる。
でも、手が滑って叩き殺しそうになったときは、本気で逃げていた。
殺しそうになった私に対して、次の瞬間には踏み台として接してくる。
殺す気がないのが、分かっているらしい。
なんでやろう。
彼らも、彼らなりに、何かを判断しているようです。
水槽なんかがないと、君と私は同じ空間で、目を合わせることなんてないよね。
一緒に顔を合わせて早、2年。
お互いに知らない事ってあるもんだね~。
我が家の混泳動物は
カージナルテトラ(13匹)
ネオンテトラ(2匹)
オトシンクルス(2匹)
ヤマトヌマエビ(8匹)
以前はグッピーがいましたが、今は飼っていません。
爆殖するグッピーですが、ヤマトヌマエビが居る水槽では増えません。
ヤマトヌマエビが稚魚を食べるからです。
隔離して一ヶ月くらい育てた稚魚も、ヤマトヌマエビに食われました。
そんな、こんなで放置していたら、グッピーの寿命が来てしまって、水槽から姿を消しました。
ネオンテトラはパイロットフィッシュとして飼った子達です。
水槽を立ち上げてもう、2年半は経ちます。
殆どのネオンテトラは寿命が尽き、長寿の2匹だけが残りました。
ヤマトヌマエビがたまに尻尾を掴んでいる姿を見て以来、ネオンテトラは増やすことを止めました。
ネオンテトラが元気なときは、ヤマトヌマエビを尻尾でパチパチと叩いて終わりますが、弱っているときはヤマトヌマエビエビが捕食します。
その点、カージナルテトラはでっかいので弱っていても、ヤマトヌマエビに食われることもありません。
ヤマトヌマエビも大きな彼らを、エサとは見ていません。
水槽が安定していれば、カージナルテトラは7,8年生きるみたいです。
ネオンテトラは寿命は1,2年と聞きますから、長い間に共存出来る生き物だと思います。
近所で売っている価格はネオンテトラで10匹 ¥500前後としたら、カージナルテトラは10匹 ¥1000~2000の間で売っています。
でも、1,2年で星になってしまうネオンテトラと、7,8年は生きるカージナルなら長期的に見れば、カージナルテトラの方がお得なような気がします。
それには安定した水槽が必要ですから、どっちが良いかは分かりませんけど。
安定した水槽も維持出来ない人は、本当に作れないみたいですし・・・。
知っているケースでも、カージナルテトラは1年を待たずに星になっていました。
我が家のカージナルテトラを見ている分には、水温の変化にも強いし、中性から酸性(約ph5くらい)に掛けての変化もへっちゃら。
群泳する生き物だから、エビも襲ったりする確率は低いです。
性格も穏やかです。
エビに踏み石代わりにされても、彼らは悠々と泳いでいます。
ただ、凄く臆病な生き物なので、音には特に敏感です。
あんまりストレスを与えると、それだけで死んでしまうかも知れません。
水草の緑が映える生き物ですので、水草水槽には向いている魚だと思います。
ライムグリーンの背景に光る、赤と青の差し色は心和みます。
テトラや、メダカ、グッピーなどのサイズの小型魚であれば、問題なく混泳させることが出来ます。
ここで問題なくと言えるのは、肉の味を覚えていない個体に関してです。
グッピーの稚魚なら生後1ヶ月以内のサイズなら、エサにされてしまいます。
(ヤマトと暮らしている我が家のグッピーは、全く爆殖しません)
白点病で弱っているネオンテトラも、彼らの餌食になった経験があります。
少しいなくなっても良いと思うくらいで、混泳させた方がいいです。
中型以上の魚の場合はヤマトヌマエビが、食べられしまう場合があります。
種類で言えば金魚や、ディスカス、エンゼルクラス。
成魚で10cmくらいになる魚です。
中型魚が好奇心旺盛な場合、間違いなく食べるか、おもちゃになります。
大人しい性格の中型魚の場合は、混泳を出来ると言う話も聞きます。
その場合はエビが隠れる場所を用意すると良いです。
こっちが襲わないと判断して混泳させても、エビにはこちらの気持ちは伝わっていません。
魚に襲われると思うのは、エビの本能です。
そのストレスを減らすためにも、シェルターを作って上げましょう。
魚にも同じ事が言えますが・・・。
混泳した直後は先住魚も、新入魚も生活エリアの棲み分けを探りながら泳いでいます。
一週間もすれば混乱も収まり水槽内で、生活エリアを分けて、仲良く暮らすと思います。
二週間以上経っても喧嘩をする場合は、どちらかが消えるまで喧嘩しています。
(金魚は喧嘩したらなかなか、うまくいきません。仲裁に入ったら逆ギレするのもいます。そんな勝ち気だから、周りと喧嘩ばっかりしてんだろ~って思って、つついたら意固地になって、周りをいじめてしまいました)
自分の飼っている魚の性格を見てから、入れた方が良いと思います。
でも、中型魚との混泳はお勧めはしません。
かなり高い確率でエビが食われます。
同じエビであっても、ミナミヌマエビや、ビーシュリンプも食べることがあります。
弱っているときは仲間も食べてします。
ミナミヌマエビやビーシュリンプを増やすことを考えている場合は、同じ水槽にいれてはいけません。
小さい稚エビはヤマトエビにとっては、エサにされていまう可能性が高いです。
と言っても一回の抱卵で、数百~千単位で孵化するので、複数のメスが一斉にほうらいしたら、数の問題で全滅しない場合もあるかもしれません。
あとは、中に入っているヤマトエビのお食事の好みによります。
やっぱり、肉好きな個体はいますしね・・・。
その場合は元気なメダカであっても、5cm弱のヤマトにとってはエサと見なすんです。
こんな話を読むと、ヤマトヌマエビを凶暴と誤解をすると思います。
事実ですし、他のサイトでも似たような記述を見かけます。
でも、彼らを凶暴と思わないで下さいね。
本能で弱っている魚を襲ったりするんです。
彼らが弱った魚を無にしないと、放置された魚の体を元に、病気は蔓延します。
星になった魚も彼らが食べてくれなかったら、水質が悪化します。
お掃除屋と言われる、彼らの本当の姿です。