エビを知るの最近のブログ記事

発眼を感じると産院への引っ越しです。

産院の環境は淡水です。
常に水が動いている環境を作るために、エアレーションをして産卵を待ちます。

産院に移すタイミングは、月齢を元に若干早めに映しましょう。

稚エビは始めゾエアと言う姿で、卵から出ます。
体長1.5mm程度。

目視できないわけではありませんが、見づらい大きさです。
ゾエアに至っては、ボウフラと変わらない大きさです。
*ゾエアはストッキングなんぞですくえばOKです。

産卵を確認後、親エビは元の水槽に戻し、卵とゾエアは、汽水環境の水槽に移動させます。
性格は穏和と言いますが・・・
確かに穏和ですね。

でも、自分から他の生き物を襲わないだけです。
その行動も食事が絡むと、考えが変わるようです。

彼らは雑食です。

肉食の傾向もあるので、ヤマトよりも体の小さな個体を食べたりします。
我が家ではグッピー稚魚を食べれました。
ビーシュリンプや、ミナミヌマエビを食べたとの話を聞きます。

ヤマトよりも小さな個体とは、一緒にしないようにしましょう。


同じ理由で弱っているネオンや、グッピーも生きたままでも、身をむしってました。
肉の味を覚えると、弱っている魚を自主的に処分したりする子もいます。
彼らを飼うときは、星になった・なりそうなお魚さん達は早めに処分しましょう。

一度、肉の味を覚えると、エサと該当する大きさの生き物を襲ったりするからです。
(元気で自分より大きな魚などは襲ったりはしません)


うちのエビちゃん'Sも、本当に大らかです。
人を恐れないし、水草の手入れをしていたら、手の上を歩いたりします。

意外と懐いてくれますので、飼うと可愛くなると思いますよ。


小さな手で一生懸命、何かを食べている姿は本当に可愛いです。

赤トンボの集団が姿を消したとき

台風シーズンが終わったとき

金木犀の匂いが街を覆うとき

半袖の人が少なくなった、でも、コート着ている人がいないとき

夏を越えて始めて、窓を閉めて眠ったとき

水を冷たいと感じるとき

朝と晩の温度差が体にこたえるとき

暗くなるのが早いと思ったとき



これは最高気温が30℃を切り、エビを買うのに適した時期の街の変化です。
やっと、温度変化が少なくなり、エビを持って街を歩いても大丈夫な季節です。

ブドウ・梨・栗なんかが、出回る時期ですよね。
この時期は食べ物の変化が楽しいです。

関西圏では彼岸を越えた季節です。


また、この時期は抱卵もしやすい時期です。
2世誕生を望んでいる人は、楽しいときかも知れませんね。
毎年、9月~10月にエビが抱卵していました。

今の時期に、エビが抱卵する環境条件があります。

1.水温(気温)の低下
  涼しくなると、当然水温も冷たくなります。
  涼しい日が1週間続けば、エビは秋が来たことを感じます。

2.台風(低気圧)の接近
  台風が近づいてくると、気圧が下がります。
  台風は低気圧の仲間なので、低気圧でも同じです。

3.水質の変化
  1.2.の条件が揃ったところで、水換えをします。
  水換えによって、水質(pHなど)が変化します。

これを自然界に例えると、

秋になって涼しくなったときに、台風が近づいてきた。

台風が近づいた時に、大雨が降ります。

エビが住んでいる水にも雨水が大量に流れ込み、水質が変化します。


エビは、大雨が降って渇水の心配が無くなったから、さあ産卵しよう!って思うわけですね。

だいぶ、朝晩が涼しくなってきました。

とはいえ、お昼の間は、まだまだ気温が高く残暑が厳しいですね。
水温が27℃を超えることがあります。

これが27℃を超えないような気候になれば、エビを育てる最適な季節の始まりです。

ヤマトヌマエビやミナミヌマエビといったエビは、水温の変化にも弱いですが、水質の変化にも弱いです。
ですから、エビを飼うためには、ある程度水質が安定した水槽が必要になります。

今年からエビを飼おうと思う方は、今のうちに水槽をセッティングし始めれば、ちょうどいいですよ。
必要なものは、
・水槽
・ろ過器
・砂利
・水草
・パイロットフィッシュ(テトラなど)
・蛍光灯

1.ろ過器に生物ろ過用のろ材をセットします。
2.水槽にろ過器と蛍光灯をセットします。
3.水槽に砂利を敷き水で満たします。
4.水草を植えて、パイロットフィッシュを入れます。

パイロットフィッシュには、水質の変化や、暑さにも強い、
カージナルテトラ・ネオンテトラやグッピーなどを選びます。

しばらく、カージナルテトラを飼育していれば、ろ過器の中のろ材に生物ろ過に必要な微生物が繁殖します。
微生物の効果で、水質が安定するようになります。
水質は亜硝酸の濃度に注意しておきましょう。


気候が涼しくなるころ、水質が安定していると思います。
安定した水槽にエビを入れれば、元気いっぱいに泳いでいると思います。

水質の変化に弱いので、エビを買ってきたら、水合わせは慎重に行いましょう。

温度管理

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今年も暑い夏がやってきました。

毎年、夏になると厄介なのが、温度管理です。

特に、ヤマトヌマエビの場合、23℃~27℃ぐらいの範囲でないと、すぐに死んでしまいます。

去年までは、ファン扇風機で冷やしていても、それなりに温度は下がっていました。

それでも、真夏になったら氷を使って冷やしていました。


今年は、去年よりも暑いので、温度管理が大変です。

エビのためだけに、一日中、クーラーを入れっぱなしというのも、考え物です。

どうして、温度を下げようか考え中です。

とりあえずは、ファンで冷やしつつ、たまに氷をいっぱい入れて、温度を下げています。


今年、始めて赤トンボの群を見る時期

ツバメの巣立ちの時期

蝉の鳴き声の煩さに目覚める頃

アジサイの花が日に焼けて枯れる時

朝顔が咲き始める時

今年、始めての台風が上陸する時期


全て同じ時期に起こる現象です。

梅雨があけて、でも、夏と言うには少し早いな、と思う時期です。
気温は30℃越えをしようか、したか。
そんな時期に起こることですね。

これはエビを買うには適していない時期のサインです。

エビの限界温度は最高28℃。
でも、これは安定している水槽に住んでいるエビの限界です。
始めの環境の場合は25℃前後が望ましいです。

水槽は水を使うため、どうしても夏場に水槽を新調しがちです。
大体、梅雨に水槽を育て、梅雨明けにエビ投入って人が多いんじゃないでしょうか?
それか7月頃に立ち上げ、8月にエビ投入。

夏祭りの時期と重なって、水槽の安売りをしているのも、原因でしょうね。

この時期のエビの水合わせは、pH調整だけではなく、温度調整も入ってくるので厄介です。

春にエビを購入する場合は、水温の調整が比較的しやすく、生存率が高めです。
夏に買ったエビは、輸送時の温度ショックにより弱ってしまいます。
その上、環境は変わり、pHも急変する。
コツを知らないと、多くのエビを死なせます。
慣れていても、生存率は低めなんです。



慣れない人でも、死なせないです済む方法はあるのか?




それはないです。

エビが可愛かったら、秋が来るまで待つ。
それが一番、失敗しない方法でしょう。

ヤマトは安いから良いけど、ビーシュリを大量に死なせたら叫びますよね。
去年、知り合いがビーシュリ大量虐殺をしました。

魚の水合わせを完璧に出来るようになったとしても・・・
自分は慎重に水合わせをする自信があったとしても・・・

止めた方が良い。

彼も同じ事を言って、多くのエビを殺してしまいました。
安かろうが、高かろうが、死なせるのは可哀想です。
07年は梅雨入りは遅く、梅雨明けは早いそうです。
そして、雨がなかなか降りません。
雨が降らないなんて、エビ主としては楽しくない天気です。

我が家のある大阪は、晴天の後に急に大雨が降るを繰り返しています。
天気予報で急な雨が降ると言っても、何時に急な雨が降るとは言ってくれません。

そんなとき、エビ天気予報は結構な的中率があることに気が付きます。
エビの方が正確に時間まで教えてくれます。
難点は前日の天気は、彼らを見ても分からないこと。

雨の降る1時位前から、彼らは激しく泳ぎ出すんです。
クルクルとひたすら、水槽で運動会を始めます。
それも反時計回り。

全部のエビが一斉に泳ぎだしたら、大雨が来ます。


不思議です。

「外に雨が降っても、君の住んでいる水槽には雨は降らないよ」

と言っても彼らは楽しそう(?)に泳いでいます。


本能ってやつなんでしょうね。
野生の彼らなら、雨は嬉しいんでしょう。

ヤマトの殆どは、川で産まれた子だと聞きます。
直繁殖のヤマトはショップに入らない。
懐かしい故郷の川を思い出し、踊っているのかも知れませんね。

梅雨はジメジメとして嫌な季節です。
でも、エビたちと暮らしていると、雨が少しだけ待ち遠しくなるかも知れません。
雨の前からエビと睨めっこして、「いつ降るんだろうね」と眺める外の景色は、少しだけ明るく見えます。

春、産卵

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最近、めっきり暑くなってきました。
エビは季節のバロメーターです。

人の服装が軽くなった頃、彼女たちの抱卵のシーズンが始まります。
関西地区である我が家では、3月の始め頃です。
毎日が暑さと寒さの、境目を動くような季節の頃です。

今はもう、五月・・・。
今年で五回目の抱卵を迎えています。
と言っても、育てることが大変なので放置しています。
だから、稚エビの姿は見ることはありません。

この時期の抱卵を見られる水槽では、秋まで抱卵を確認できる可能性は大です。
現に我が家では去年は3月~10月まで、抱卵を良く確認しました。

一番、抱卵が多い季節は冬以外。
時期は冬以外なら、いつでもと言う感じでした。


ヒーターが入っているから、いつも同じ温度なのに、何を感じて季節を判断するんでしょうね。

これは彼らと生活するようになってから、いつも感じる疑問です。
分かっているのは、季節の変わり目だけではないんです。

だってね、雨の日も分かるし、台風が来るのも分かるし、満月も分かるんですよ。
外も見てないし、天気図も読めないし、月も見えない環境にいるのに・・・。


不思議ですね。

凶暴なエビ

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エビの好物は何か?

タンクメイトとして水槽で飼うヤマトヌメエビは、苔を食べます。

池で小さいエビを捕るときは、マッシュポテトをエサにして、瓶や網を沈めて取ったりします。


どちらにしてもエビは草食だとばかり思っていました。


それが、水槽の中で衝撃的なシーンを目撃しました。


それは、・・・




弱ったグッピーを襲うエビの姿です。

弱ったグッピーが、ヨロヨロしながら泳いでいると、ヤマトヌマエビがそのグッピーに襲いかかり、グッピーの体を押さえ込みました。

必死にもがくグッピーを、エビが押さえ込みながら、口が動いていました。

そのときは、グッピーが何とか逃げ切りました。


でも、3日後。

水槽を眺めていると、グッピーが1匹居なくなっていました。

結局、エビに食べられた様です。

草食だとばかり思っていたエビの、衝撃的な事件でした。


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