抱卵・産卵・繁殖の最近のブログ記事

抱卵はある日突然、発見することになります。
基本的、抱卵期間は大体、4週間。

甲殻類には多い特徴で・・・
満月に抱卵し、次の満月で産卵する周期で動いている個体が多いです。
(満月に近い漁で取れた、カニは美味しくないって言いますよね~)

抱卵直後は卵が小さくて、分からないことが多いです。


もし、抱卵しているエビを飼っている人は、卵の色と月齢を基準にされると良いと思います。


逆に黄色かったり、白かったり、透明だったら、産卵はまだまだ先です。
グレーがかった卵は発眼のサインですから、隔離の準備が必要です。


隔離は基本的には発眼を確認して、二週間後に抱卵です。


なかなか、抱卵しないなどの話を聞きますが、我が家では何度も抱卵しているので環境の問題があると思います。



要は人間と一緒じゃないでしょうか?
環境と栄養が足りていれば、子供が出来ると思います。

エビの場合に当てはめると成体であって、十分の栄養・安定した水質があれば抱卵します。


時期的には春に抱卵します。
急激な温度の上昇と大幅の換水の直後に、一気に抱卵する傾向があります。

自然環境で言えば雪溶けの新鮮な水が流れ、水温が上がると感じる時期ですね。

秋にも似たような条件が、出来るときがあるので抱卵します。
ゾエアのエサは微生物や、コケなどです。

野生のヤマト自体が幼生が海に下り、海で成長して川に遡上する両側回遊型(りょうそくかいゆうがた)の生物でため、稚エビの段階では汽水の環境が必要です。

発眼前に70%汽水(海水:真水=7:3)を作りましょう。
大ざっぱに計るなら・・・

汽水を1L作る場合は、1Lの海水を作るのに必要な海水の元と、塩を調べます。
それに0.7を掛けた量が、必要な量です。
500mlに換算したい場合は、それに掛ける1/2をすればいいです。

なぜ、1/2か?
500ml/1000ml=1/2だからです。

ペットショップに行けば、海水用の塩と海水の元があります。
それを元に計算して下さい
*塩などを溶かす水は、カルキ抜きをした水を使って下さいね


早めに準備をしていれば、ゾエアのエサとなるコケが出来ます。
抱卵を確認したら、早めに準備しましょう。
ウィローモスも彼らには、良いベッドになるので、準備して上げると喜びます。



エアレーションも必要になるので、優しくエアレーションをしてあげましょう。

ただ、エアレーションは激しくしないように注意してあげて下さい。
小さな体では水流に勝てず、もまれてしますからです。


春、産卵

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最近、めっきり暑くなってきました。
エビは季節のバロメーターです。

人の服装が軽くなった頃、彼女たちの抱卵のシーズンが始まります。
関西地区である我が家では、3月の始め頃です。
毎日が暑さと寒さの、境目を動くような季節の頃です。

今はもう、五月・・・。
今年で五回目の抱卵を迎えています。
と言っても、育てることが大変なので放置しています。
だから、稚エビの姿は見ることはありません。

この時期の抱卵を見られる水槽では、秋まで抱卵を確認できる可能性は大です。
現に我が家では去年は3月~10月まで、抱卵を良く確認しました。

一番、抱卵が多い季節は冬以外。
時期は冬以外なら、いつでもと言う感じでした。


ヒーターが入っているから、いつも同じ温度なのに、何を感じて季節を判断するんでしょうね。

これは彼らと生活するようになってから、いつも感じる疑問です。
分かっているのは、季節の変わり目だけではないんです。

だってね、雨の日も分かるし、台風が来るのも分かるし、満月も分かるんですよ。
外も見てないし、天気図も読めないし、月も見えない環境にいるのに・・・。


不思議ですね。
ヤマトヌマエビの抱卵と繁殖

今年もヤマトヌマエビが抱卵しています。

写真の様に、お腹にたくさんの卵が出来ています。

淡水でも生きていけるヤマトヌマエビですが、残念ながら淡水では繁殖できません。

汽水(海水と淡水が混じった水)でないと、繁殖できません。


野生のヤマトヌマエビは、川で産卵、孵化します。

その後、川に流されて海に到達し、そこで脱皮を繰り返して、成エビになります。

成エビは川を上流に向かって、さかのぼって行きます。


野生と同じ様な環境で育てないと、繁殖できないので難しい様です。



去年も抱卵していましたが、繁殖しませんでした。

いつの間にか、抱卵していた卵がなくなっていました。

孵化できずに卵のまま放卵したのか、孵化だけはしたかも知れません。

同じ水槽で泳いでいるヤマトヌマエビやカージナルテトラに食べられたと思います。


今は、小さい水槽で金魚の稚魚を育てているので、金魚が大きくなって、小さい水槽が空いたときに抱卵したら、繁殖もチャレンジしたいと思っています。



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脱皮を繰り返しながら少しずつ大きくなります。

始めは水流に負けて流されていた彼らも、体長2-3mmほどになると体が赤くなり、次第に泳いでいることがわかるようになります。

この期間は水質の悪化が激しいので、まめに水は換えて上げましょう。
私は半数以上が、この段階で消えました。

水換えが悪かったのか?
些細に見えてゾエアには、大きな変化だったのかも知れません。




何回かの脱皮をして体長4mmほどの稚エビになると、親とそっくりな形になります。


生存率は1/100くらい。
10匹しか残りませんでした。

金魚も孵化・育児(?)を経験しましたが、確率は同じ様なものでした。
卵が多い生き物って、本当に生存率が低いですね。




そして、稚エビの淡水化を始めます。

毎日、10%づつ淡水を入れ、翌日には前日に足した量を抜き。
減らした量をまた、足します。

始めて2週間後、全滅しました。



(計算式)
海水の塩分濃度を35%すると、1Lには塩は35g溶けている。
すると汽水に溶けている塩の量は、(35g×0.7(=70%)=)24.5g

飼育水を1Lと仮定した場合、毎日0.1Lの淡水を足すことになる。
と言うことは毎日、塩分濃度が0.9倍されることになる。

0.9×0.9×・・・を繰り返すと、44回後には塩分濃度は1/100となる。

どこまでを淡水化終了と思うのかは変わりませんが、




まとめ

ヤマトの繁殖は難しい。
繁殖を楽しみたいのなら、淡水で育てられるビーシュリンプ・ミナミの方がいいです。
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