2012年10月アーカイブ

プレコ
プレコは、ナマズ目ロリカリア科アンキストルス亜科に分類される魚。
正式にはプレコストムス(Plecostomus)だが、飼育者の間の呼称では略称の「プレコ」が定着している。なお、近縁の数属をまとめてプレコと呼んでいる。

アマゾン川を中心とした南アメリカの熱帯域に分布する。鎧のように固くザラザラしたうろこと、岩などに吸いつくことができる吸盤状の口が特徴である。大型の種類は現地では食用になる。

性質は一部を除きおとなしく、いろいろな体色もあり、観賞用の熱帯魚として人気が高い。
吸盤状の口でガラス面や流木などの「コケ」(付着する藻類)をこそげとるように食べる。
そのため水槽の掃除役としても飼っておけるが、歯が強力なためアクリル水槽では傷がつくことがある。
また、藻類ばかり食べるわけではなく、水中の木をかじったり、大型魚の体表をなめたりすることもある。

なお、沖縄では野生化したものが発見され、問題になっている。

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種類

大型種

セイルフィン・プレコ(学名:Glyptoperichthys gibbiceps)
最もポピュラーなプレコの一つで、背びれが帆船の帆のように発達することからこの名がある。
特に幼魚ではよく藻類を食べるので、掃除屋として安価で売られているが、食欲のとおり成長が早く、最大で50cmに達する。
安易に飼い始めると大きく成長して手に負えなくなるので注意。


ロイヤル・プレコ(学名:Panaque niglolineatus)
野生では全長60cmに達する大型種で、頭部の大きい二頭身的な体型と体にくまなく入る美しいストライプ模様から、非常に人気がある。
「グリーンロイヤル」、「オレンジロイヤル」、「プラチナロイヤル」、「スポットロイヤル」など模様や色及び、産地によって複数のバリエーションがある。
一般的に販売されている数センチクラスの幼魚では雌雄の判別は不可能であるが、雄は成長すると鰓から棘が長く伸びる。
また、飼育下(水槽内)では、大きく成長させる事が困難な種でもある。


スカーレットトリムプレコ(学名:Pseudacanthicus sellatus)
体中に鋭い棘があるプレコの仲間。灰-緑褐色の体と、胸鰭と尾鰭に入る鮮やかな赤の対比が魅力。
近縁種に、体が黒褐色でより赤が強く現れる「ウルトラスカーレットトリムプレコ」が存在する。


アグアプレコ(学名:Acanthicus adonis)
野生では80cm-1mに達する非常に大型のプレコ。
体表に棘が発達する。
白いスポットの目立つ10cm以下の大きさの幼魚が輸入されるが、成長に従ってスポットは目立たなくなり、黒一色の体色になる。
学名から「アドニスプレコ」と呼ばれる場合もある。スレンダーな体形をした美種。


ヒポプレコ(学名:Liposarcus multiradiatus)
「プレコ」「プレコストムス」等の名称で販売されていることもある。
セルフィンプレコと同様に安価な掃除屋としてペットショップで売られているが、最大で5~60cmに達する。
成長と共に気性が荒くなり、小型魚を補食する場合もある。
繁殖力も高く、沖縄県では一部の河川で野生化したものが大増殖して既存種を駆逐するなど問題となっている。


中型種

オレンジフィンカイザー(学名:Baryancistrus sp.)
最大で25-30cmほどに成長する中型のプレコだが、入荷するのはほとんどが10cm以下の小型のもので、水槽内の環境では最大サイズに達することは少ない。
黒い地肌に黄色~白のスポットが無数に入り、背びれと尾びれに黄色のエッジが入る、「インペリアルゼブラ」と並ぶ美しいプレコ。
産地によって模様には差異があり、スポットの細かさやエッジの太さ、色の違いにより「クイーンオレンジフィンカイザー」などの特別な名前で呼ばれるタイプも存在する。
成長に従ってひれのエッジは小さくなり、スポットも細かく緻密になる。近縁種に体にスポットが入らない「オレンジフィンブラックカイザー」や、白いスポットのみが入る「ブラックウィズホワイトカイザー」などが存在する。


ゴールドエッジマグナム・プレコ(学名:Scobinancistrus aureatus)
「○○マグナム」と呼ばれるScobinancistrus 属のプレコの最大種で、体長は40cmを超える。
入荷する数の多くを占める幼魚は非常に鮮やかで、白いスポットとひれにオレンジのエッジを持つ。
Scobinancistrus 属の特徴として、分厚く発達する口器とネズミのように長く伸びる歯が挙げられる。
気性は同属の中でもかなり荒く、発達する歯と相まって喧嘩で他のプレコを傷つけたり、水槽のシリコン材をかじってしまうなどのトラブルを引き起こす可能性がある。
成長すると「オレンジフィンカイザー」と同じような模様の変化を経て、長い体に緻密なスポットをちりばめた風格のある姿へと成長する。
同属のプレコは、「ルビースポットマグナム」や「オパールドットマグナム」などのように、宝石や貴金属にちなんだ名前で呼ばれるものが多い。


ニュースタークラウン・プレコ(学名:Leporacanthicus galaxias)
小型プレコの一種である「スタークラウン」に模様が似ていたことから、初入荷の際にこの名前が付けられたが、実際には20cmを超える中型のプレコで、小種名のgalaxias (銀河)のとおり、黒地に多数の白いスポットを持つ。
テリトリー意識の強い性格やシリコンをかじる習性など、「マグナムプレコ」と同じ点で注意が必要である。
体型やスポットの違いから、「ドラゴンスタークラウン」という別の名前で入荷するタイプも存在する。


 小型種

インペリアル・ゼブラ・プレコ(学名:Hypancistrus zebra)
アマゾン川の支流のシングー川で1989年に発見された、非常に美しいプレコ。
純白の体にくっきりとした黒いストライプが流れるように入り、「最も美しいプレコ」として有名になる。
プレコに付きまとっていた「掃除魚」のイメージを払拭させた。
しかし、2004年からは生息数が急減しているため、ブラジル政府によって輸出が制限されている。
只、その頃から国内での繁殖例も出始め、繁殖技術も確立されつつある。


タイガー・プレコ(学名:Peckoltia vittata)
体長10cm程度。Peckoltia 属のプレコでの中ではポピュラーな種で、安価で流通している。
名前の由来は茶褐色の体に黄色のラインが入るところから。
Peckoltia 属のその他の種類としては、模様がスポット状になる「スポットタイガー」や、クリーム色の体に明瞭なバンド模様の入る「クイーンインペリアルタイガー」など、ポピュラーで美しい種類が数多く存在し、コレクションの対象として親しまれている。


ブッシープレコ(学名:Ancistrus sp.)
別名「ブリスルノーズ」とも。雄は吻部にヒゲのような肉質の突起が発生する。
コリドラス

コリドラス・アエネウス Corydoras aeneusコリドラスは、南米に広く分布するナマズ目カリクティス科コリドラス属の熱帯魚。
体長は10cmに満たないが、愛らしくファンが多い。
水槽内では、底面を主な活動の場としている。
ほとんどの種類はおとなしく、他の熱帯魚との混泳に向く。
水底を漁って餌を採るので、水槽の掃除屋として飼育されることもよくある。

コリドラスという属名には、ギリシャ語で、「ヘルメットのような皮膚」といったような意味があり、体が硬く大きな鎧状の二列の鱗板で覆われている。
頭部はヘルメットのような頭骨で形成されている。
非常に種類が多く、未記載種も含めると200種にものぼるといわれている。
日本では、アマゾン水系・オリノコ水系・ラプラタ水系等南米各地で採取されたものと、東南アジアで養殖されたものが流通する。どちらも状態よく飼育すれば長生きする。


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主な種類

コリドラス・アエネウス(学名 Corydoras aeneus)
体長約5-7cm。
通称、赤コリドラス。赤銅色の体にメタリックグリーンの発色を持ったコリドラスで、もっともポピュラーに流通している。
非常に丈夫で、飼育や繁殖も容易。
アルビノ個体は白コリドラスと呼ばれる。


コリドラス・パレアトゥス(学名 Corydoras paleatus)
体長約5-6cm。
青コリドラスと呼ばれる種で、灰色の体に黒い斑模様が入る。
白コリドラス、赤コリドラスと並んでポピュラーな種類。
青コリや花コリなどとよばれることもある。東南アジアで養殖されたものが大量に輸入されている。


コリドラス・ジュリー(学名 Corydoras julii)
体長約約5cm。
白い体に、規則的に黒い模様が入るコリドラス。
日本で「ジュリー」として売られているのは、実際にはほとんどがトリリネアトゥスC. trilineatusという別種である。


コリドラス・ステルバイ(学名 Corydoras sterbai)
体長約5-6cm。
茶褐色の地肌に乳白色のスポットが無数に入り、胸びれがオレンジ色に染まる美しいコリドラス。
アルビノ個体も流通している。


コリドラス・アークアトゥス(学名 Corydoras arcuatus
体長約7cm。
吻先から尾びれ手前までの背に沿うようにある黒色のアーチ模様が特徴。飼育は容易だが、繁殖は難しい。
近縁種に大型になるスーパーアークアトゥス、ロングノーズ体型のロングノーズアークアトゥスなどが存在する。


コリドラス・アドルフォイ(学名 Corydoras adolfoi)
体長約約5cm。
抜けるように白い地肌に、目を通る黒いバンド模様(アイバンド)と背中に黒い模様が入り、肩口にはオレンジ色の発色がある。
飼育は容易だが、水が合わないと肌荒れを起こしやすいので注意が必要。
従来のコリドラスのイメージを払拭した美種。1982年初入荷。


コリドラス・イミテーター(学名 Corydoras imitator)
体長約約6cm。
アドルフォイに似たカラーパターンを持つが、「偽者」という意味の学名の通りアドルフォイとは異なるセミロングノーズ体型をした別種である。
この種を始めとして、コリドラスには似た模様で異なる体型をしたものが多く存在する。


コリドラス・エレガンス(学名 Corydoras elegans)
体長約4cm。
頭部が小さく、紡錘状の独特の体型をしたコリドラス。
他にウンデュラートゥス、ナイスニィ、ナポエンシスなどがこの体型をしたグループに入る。
雌雄で模様が明確に異なり、雄はライン模様の目立つ比較的派手な色をしている。
このグループは他の種類に比べ、水槽の中層をふわふわと漂っていることが多い。


コリドラス・コンコロール(学名 Corydoras concolor)
体長約6cm。
オレンジとグレーの2色に染め分けられた人気の高いコリドラス。背びれがよく伸長する。


コリドラス・パンダ(学名 Corydoras panda)
体長約5cm。
白い地肌に、目を通る黒いバンド模様と尾柄部の黒い斑紋がパンダを連想させる。
かつては高価だったが、養殖個体が主に流通するようになってポピュラーなコリドラスになった。


コリドラス・ピグマエウス(学名 Corydoras pygmaeus)
体長約3cm。
非常に小型のコリドラスで、現地では大きな群れで生活している。


コリドラス・ヘテロモルフス(学名 Corydoras heteromorphus)
体長約6cm。
全身に入る細かいスポット模様が特徴のロングノーズコリドラス。
最近になってドイツから養殖個体が輸入された。


コリドラス・ワイツマニー(学名Corydoras weizmani)
地肌の色は茶褐色で、背と尾の部分に黒い模様が入る。2004年11月に日本に初輸入された。洋書や学術論文でも生体写真を見ることのできなかった幻のコリドラス。


コリドラス“アッシャー”(学名 Corydoras sp.)
体長約5cm。
体側に入る大きなスポットが特徴的なコリドラス。
最近になって輸入されたのだが、一躍人気種になっている。
輸入直後はデリケートなところがある。
水温管理が最も楽な季節になりました。

今(秋の季節)は、暑くもなく、寒くもなく。
水温調節に何もしなくてもいい時期です。

これから寒くなるので、冬支度を考える時期でもあります。

とりあえず、ヒーターが有る事を確認しました。
温度ヒューズ、温度センサー付きの、ヒーターです。

前の年に、温度ヒューズが切れて捨てたのを忘れていて、ヒーターを急いで買いに行ったことも有りました。


30cm水槽なら小さいヒーターだけで十分です。
60cm以上になると、温度センサー(温度コントロール)が付いている大きめのヒーターを使います。

60cm水槽以上用のヒーターは、温度コントロール付きしか売っていないません。
そのため、値段が高くかかります。


気を付けなくてはいけないのが、

「ヒーターを水中に入れた後で、電源を入れる事。」

です。


水中にあるヒーターは、熱くなってもすぐに周りの水に冷やされます。

でも、空気中でヒーターの電源を入れると、すぐに熱くなって温度ヒューズが切れてしまいます。

温度ヒューズが切れてしまうと、もう使えないので新しく買い換える必要があります。


ヒーターがもったいないので、気を付けましょう。

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