2011年7月アーカイブ

温度管理

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今年も暑い夏がやってきました。

毎年、夏になると厄介なのが、温度管理です。

特に、ヤマトヌマエビの場合、23℃~27℃ぐらいの範囲でないと、すぐに死んでしまいます。

去年までは、ファン扇風機で冷やしていても、それなりに温度は下がっていました。

それでも、真夏になったら氷を使って冷やしていました。


今年は、去年よりも暑いので、温度管理が大変です。

エビのためだけに、一日中、クーラーを入れっぱなしというのも、考え物です。

どうして、温度を下げようか考え中です。

とりあえずは、ファンで冷やしつつ、たまに氷をいっぱい入れて、温度を下げています。


今年、始めて赤トンボの群を見る時期

ツバメの巣立ちの時期

蝉の鳴き声の煩さに目覚める頃

アジサイの花が日に焼けて枯れる時

朝顔が咲き始める時

今年、始めての台風が上陸する時期


全て同じ時期に起こる現象です。

梅雨があけて、でも、夏と言うには少し早いな、と思う時期です。
気温は30℃越えをしようか、したか。
そんな時期に起こることですね。

これはエビを買うには適していない時期のサインです。

エビの限界温度は最高28℃。
でも、これは安定している水槽に住んでいるエビの限界です。
始めの環境の場合は25℃前後が望ましいです。

水槽は水を使うため、どうしても夏場に水槽を新調しがちです。
大体、梅雨に水槽を育て、梅雨明けにエビ投入って人が多いんじゃないでしょうか?
それか7月頃に立ち上げ、8月にエビ投入。

夏祭りの時期と重なって、水槽の安売りをしているのも、原因でしょうね。

この時期のエビの水合わせは、pH調整だけではなく、温度調整も入ってくるので厄介です。

春にエビを購入する場合は、水温の調整が比較的しやすく、生存率が高めです。
夏に買ったエビは、輸送時の温度ショックにより弱ってしまいます。
その上、環境は変わり、pHも急変する。
コツを知らないと、多くのエビを死なせます。
慣れていても、生存率は低めなんです。



慣れない人でも、死なせないです済む方法はあるのか?




それはないです。

エビが可愛かったら、秋が来るまで待つ。
それが一番、失敗しない方法でしょう。

ヤマトは安いから良いけど、ビーシュリを大量に死なせたら叫びますよね。
去年、知り合いがビーシュリ大量虐殺をしました。

魚の水合わせを完璧に出来るようになったとしても・・・
自分は慎重に水合わせをする自信があったとしても・・・

止めた方が良い。

彼も同じ事を言って、多くのエビを殺してしまいました。
安かろうが、高かろうが、死なせるのは可哀想です。

また、温度が上がる季節になり、水槽には一足早くファンを付けました。
大阪は熱帯地区であり、これくらいの時期で水温は28℃まで、上がります。
数週間もすれば、部屋にクーラーを入れないと、彼らが全滅します。

これくらいの時期になると、暑さとの戦いを実感する時期です。

あと、重宝するのは保冷剤。
急激な温度変化を彼らは嫌いますが、暑いままでゆっくり落とすと死んじゃう子もいます。
そんなときは保冷剤をジャボジャボ入れて、急冷します。

ファンのせいで水位が下がる傾向のある水槽なら、氷を入れるのは良いアイデアです。
ここで注意しなければいけないのは、凍らせる水の塩素。
6月を超える頃から塩素が強くなる地方があるはず。
大阪では塩素が強くなっている気がします。

エビは敏感な生き物ですから、塩素を抜いた物を使っています。

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